カレント自動車が輸入車・外車を見つめるなかで生まれた疑問ー「もっと日本の風土や道路環境に適した輸入車専用のパーツはないのだろうか」「欧州各国と同じように、日本で走る輸入中古車もメンテナンスに優れた環境はつくれないのか」「環境保護の観点からも、モノを大切にする文化を育めないのだろうか」。
輸入車に対するノウハウと積年の想いを現実のものとするために、自社開発・製造の輸入車パーツCRTブランドを立ち上げました。大切な愛車を、快適なまま末長く乗り続けるために欠かせない消耗品。特に安全性に直結し、交換頻度の高いブレーキパーツにおいて、高性能で低コストの製品を開発・製造・販売しています。
輸入車をいつまでも快適に楽しむためのCRTブレーキ
オリジナル商品のCRTブレーキが誕生したのは、20年以上もの間に輸入車に携わるなかでの問題意識がきっかけでした。自動車の安全性を考えた時に重要度が高いブレーキパーツですが、輸入車においては補修材が非常に高額です。特に輸入車のブレーキパッドやブレーキローターは交換頻度の高い消耗品となるにも関わらず……。
愛車と呼べる魅力的な一台を手に入れても、維持費が高く存分に楽しめなかったり手放すことになっては、オーナー様にとって輸入車との生活が幸せにならない。そこで考え抜いた結果、誕生したのが輸入車特化の消耗品パーツCRTブレーキでした。
輸入車向けに価格を抑え、欧州基準の制動力に特化したブレーキ製品で、純正品との違和感がなく、安全で高性能なストッピングパワーを提供します。
輸入車特有のダスト問題やブレーキ鳴きを解消し、車全体の美しさを引き立てながらも、純正品を超える性能を提供します。
第三者機関から評価を得たCRTブレーキ
自社製造のCRTブレーキについて、その安全性を定量的に測るために、第三者機関による性能試験を実施しました。第三者検査機関である独テュフラインランドジャパン立ち合いのもと、自動車メーカー純正品との比較試験を行ない、「純正品と同等の性能を持っている」ことが証明されています。ドイツTUV社による比較試験レポート
性能試験の概要と結果
【試験目的】
CRT製ポルシェ911用ブレーキパッドを実車状態で試験を行う。当該部品は、リプレイスメントパーツとしてUN-R90の認可を取得済みのため、該当法規の要件を満たしていることは明らかだが、テストコースにおける実車装着時の試験を行うことで、制動フィーリングや使用履歴等による性能変化など、トータルでの性能が純正装着のブレーキパッドと同等であることを確認する。
【仮説】
CRT製のポルシェ911用ブレーキパッド(以下、CRT試験サンプル)は、競技用などの特殊な使用目的ではない。そのため、DESIGNμ(設計摩擦係数)も純正品と同相当の性能指標で開発されたものと考えられる。従って、CRT試験サンプルは、ほぼ純正品と同等の性能を示すと予想することが可能。
【結論】
CRT試験サンプルは、純正品と同等の性能を持っていることが確認できた。また純正品に対し、UN-R90における相当要件として(減速度判定において±15%以内)を満たしている必要があるが、試験の結果はそれを大きい余裕率をもって範囲以内(+0.6%~-6.9%)に入っていた。加えて、フィーリング上も、本試験において、CRT製と純正品の区別はできなかった。以上のことから、CRT製ブレーキパッドは純正品と同等の性能を有していると言える。
【考察】
時速100KPHからの全力制動という、今日広く行われている一般的な試験を選択。これにより、摩擦係数、摩擦の安定性、ブレーキを繰り返す使用履歴による安定性などを観察することができる。これらの点において、CRT製サンプルの純正品との差は認められない。また、ブレーキディスクのローター温度計測結果においても、CRT製サンプルと純正品の間には著しい差は生じなかった。これは、熱エネルギー変換という観点においても、性能が同等であることを表している。