旧車維持、最大の壁は「部品代」! 旧車王調査でオーナーの悲鳴が明らかに

旧車オーナーが最も負担に感じる維持費とは?〜旧車王が旧車好きユーザーの生の声を調査〜

旧車に特化した買取サービス「旧車王」を運営するカレント自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市 代表取締役:江頭大介)は、旧車に興味のある100人を対象に、旧車の維持費に関するアンケートを実施いたしました。今回はその調査結果をお知らせいたします。

【調査結果サマリー】

  • 旧車オーナーの悩み、ダントツ1位は「部品代(修理・交換)」(22.3%)  
  • 旧車の利用頻度は「月に数回」が最多(31%)  
  • 1ヶ月あたりの平均走行距離は「100km未満」が半数(50%)  
  • 所有する旧車の製造年は「1990年代」が最多(38%)   

調査背景

『旧車の維持費は高い』。そう聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。しかし、維持費と一口に言っても、その内訳は様々です。ガソリン代、部品代、カスタム代、車検費用…実際に旧車を所有されている方は、一体何に一番お金がかかっているのか、気になりませんか?

そこで旧車王では、旧車オーナーが直面している維持費を、旧車の使用頻度別にお伺いし調査いたしました。

調査対象

・調査機関:自社調査
・調査対象:旧車に興味のある男女100名
・調査期間:2025年3月18日〜2025年3月25日
・調査方法:インターネット調査
・調査内容:Q1.ふだん旧車に乗る頻度はどれくらいですか? Q2.あなたの旧車の1ヶ月あたりの平均走行距離はどのくらいですか?  Q3.あなたの所有する(していた)旧車の製造年を教えてください。 Q4.あなたの旧車の維持費で最も負担に感じているものはどれですか? 

調査概要

旧車オーナーの利用頻度で最も多かったのは「月に数回」で31%でした。次いで「週に数回」が22%、「月に1回未満」が19%、「毎日」が15%、「その他」が13%となっています。

この結果から、旧車は日常的な移動手段としてよりも、趣味や特別な用途で利用される傾向が強いことが伺えます。「月に数回」程度の利用であれば、維持費の負担も比較的抑えやすいと考えられますが、実態はどうなのでしょうか。

1ヶ月あたりの平均走行距離は、「100km未満」が50%と半数を占めました。次いで「100km〜300km」が27%、「500km〜1,000km」が11%、「300km〜500km」が7%となっています。

この結果は、上記の利用頻度の結果とも整合性が取れます。1ヶ月あたりの走行距離が短いということは、旧車を頻繁には使用していないことを示唆しています。短距離利用が中心であれば、燃費よりも車の状態維持に重点が置かれる傾向があるかもしれません。また、走行距離が短い分、消耗品の交換頻度も低くなり、維持費全体を抑えることに繋がっている可能性も考えられます。

所有する旧車の製造年で最も多かったのは「1990年代」で38%でした。次いで「2000年代以降」が30%、「1980年代」が18%、「1970年代」が9%、「1960年代以前」が5%となっています。

「1990年代」の旧車が最も多いということは、比較的新しい旧車を所有する層が一定数存在することを示しています。これらの車両は、旧車としての価値だけでなく、日常的な使用にもある程度対応できる性能を備えていると考えられます。

一方で、「1960年代以前」の旧車を所有する層は少数派であり、Q1の旧車に乗る頻度への回答も「100km未満」が8割以上を占めていたことから、日常的な使用ではなく趣味としての利用をする方が多いのかもしれません。

また、Q1で「月に数回」使用すると回答した層では、1990年代の比較的新しい旧車であるネオクラシックカーを所有する傾向が見られました。これは、旧車としての魅力と日常的な使いやすさを兼ね備えているためと考えられます。

1位:部品代(修理・交換) 22.3%
2位:自動車税 20.1%
3位:車検 18.8%
※上位3位までを抜粋

旧車の維持費で最も負担に感じているものは、「部品代(修理・交換)」で22.3%でした。次いで「自動車税」が20.1%、「車検」が18.8%、「保険料」が10.9%、「ガソリン代」が9.6%、「防錆処理や補修代」が9.2%、「カスタム費用」が3.9%、「駐車場代」が3.5%、「その他」が1.7%となっています。

「部品代(修理・交換)」が最も負担に感じられていて、全体として、どの層においても共通して負担感の高い項目となっています。これは、旧車の維持には専門的な知識や技術が必要となる場面が多く、そのための費用が負担になっていることや、部品の入手が困難なことも負担になっていると考えられます。

「自動車税」や「車検」も上位にランクインしており、これらの法定費用も旧車オーナーにとっては無視できない負担となっていることが伺えます。特に自動車税は旧車の場合、環境負荷の観点から新車と比較して自動車税の重課税が適用されることが要因として考えられます。

また、Q1の利用頻度で「毎日」と回答した層では、ガソリン代の負担感が高まる傾向が見られました。これは、日常的な利用に伴い、燃料費が増加するためと言えるでしょう。

調査まとめ

今回の調査では、旧車オーナーの利用頻度や維持費の実態が明らかになりました。

利用頻度としては「月に数回」が最も多く、1ヶ月あたりの平均走行距離は「100km未満」が半数を占めるなど、日常使いというよりは趣味として旧車を楽しんでいる方が多い傾向が見られました。

また、維持費に関しては「部品代(修理・交換)」を負担に感じている方が最も多いことから、旧車の維持には部品が入手困難なことや、専門的な知識や技術が必要となる場面が多く、そのための費用が負担になっていると考えられます。

今回の調査結果が、旧車業界の今後の発展や、旧車オーナーの皆様がより快適なカーライフを送るための一助となれば幸いです。

旧車王とは

旧車王は、20年以上にわたり旧車専門の買取サービスを提供し、お客様が大切にされてきた愛車に込められた想いを真摯に受け止め、多くのお客様から熱い信頼を集めてきました。旧車王の最大の特徴は、自社工場での修理修復を行えることと、直販店舗での販売と鑑定技術を駆使した高価買取を実現していることです。他社が一般的に行う年式や走行距離、グレードといった基本的な査定にとどまらず、エンジンや足回りの状態、車体下部の錆、ステアリングのコンディションなど、細部まで徹底的にチェックする「鑑定」を実施することで、旧車の真の価値を引き出します。

◆旧車王:https://www.qsha-oh.com/

カレント自動車とは

カレント自動車株式会社は「カーテックで自動車再生メーカーへ」というビジョンを掲げ、中古車を修理・修復して価値を上げ、市場に再流通させる事業を行っております。当社は2000年から自動車アフターマーケット業界において「取扱いの難しいクルマ」に特化して、周辺事業を多角的に展開してきました。買取〜パーツ供給〜修理〜販売(卸し/小売)まで全て自社内で完結できることが強みです。そして、この自動車再生事業をITの力を使って推進しています。どんどん新車を買って、古くなったクルマをどんどん廃車にするハイパー消費時代は終わりを告げ、循環型社会に世の中は変わろうとしています。中古車の活用がもっと広がり、社会に貢献できるよう今後も活動してまいります。

◆カレント自動車株式会社:https://www.currentmotor.co.jp/

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